#14 池田栄進(SUNNY SITE COFFEE)/移動コーヒー販売 (仙台市)


誰もが持っている「自分を形成しているもの」

それをゲスト本人に5つ選んでいただき、

どういう人かを紐解いていきます。

14人目のゲストとなる今回は、コーヒーの移動販売を行うSUNNY SITE COFFEE店主の池田栄進さんです。



池田さんとの出会いはいつ頃だったろうか。 知り合いを通して一緒にイベントに出店したり、ひと×ひとが開催するイベントに参加してもらう様になった。仕事として関わる個人事業主としては一番の先輩である。

いつも ひと×ひと のやることを面白がって応援してくれるよき友でもある。

そんな池田さん、最近では移動コーヒー屋で定着しているけど、元々はどんな人物だったのか深掘りしてみた。


profile

池田 栄進

1969生まれ、49歳 宮城県丸森町出身

市内デザイン会社にて代表兼ディレクターとして働く傍ら、移動コーヒーショップ「SUNNY SITE COFFEE」の立ち上る。以後市内、県内のイベント各種にて出店している。映画館「キメラキネマ座」の運営も開始し、コーヒー出店と共に様々な場所での活動を行う。昨年よりイベント企画「フラットラベル」共同代表としても活動を開始する。



池田:形成するって言っても、結局いつもやってること5つなんだけど。

ーそれでいいんですよ。じゃあ早速伺いますね。


1、コーヒー

〜今生活を形成している”一つ”、でもあんまり職人にはなりたくない〜




ー自分を形成する5つのパーツのうちの一つが「コーヒー」、つまりこれがないと自分じゃないということですよね?


池田:いや、そんな事なくて。

今生活を形成している”一つ”ではあるという意味で、過去は違うよ。


ー過去はとりあえず置いておきましょう。今現在はコーヒーがないと成り立たないものの一つという事でいいですよね?


池田:生きるため、仕事として。


ー池田さんの経歴をもう一度確認したいのですが、以前お話した時にデザイン系のお仕事されてるとおっしゃてたじゃないですか?今もされてるんですか?


池田:紙媒体とウェブデザインをやっていたんだけど、紙媒体はもうやめてウェブだけにして。更新作業だけは継続してるけど、更新作業も外注してるからほぼ僕はやってないんだ。


ーそこからどうしてコーヒーを始めることに?


池田:うちの会社はちょっと変わっていて、事務所で作業するという形を取らず自宅で作業するように変えて、その代わり納期を守ってくれれば何をやっていてもいいっていう風にしたから、自分自身で時間の配分を決められるようになって。うちの会社は東京がメインで活動してるから、全部やりとりもメールでしていたし、作業はどこでも出来るでしょう?場所いらないなと思って。それで余った時間を使って移動販売を始めた、っていうこと。店だと保険も関わってくるし、ちょっと大変だけど、移動販売だと車一台でできるしどこにでも行けるから。

ー場所代もかかりませんしね。


池田:そう。それで始めたんだ。


ーコーヒーにした理由は?


池田:たまたま(笑)別にコーヒーじゃなくてもよかった。なんでもよかったかな。空き時間をどう使えるか、から始めた考えだったから。その当時たまたまコーヒーが注目され始めてた時だったし、いいかなと思って始めたんだ。


ー豆の焙煎はどこで?池田さんが?


池田:自分でやってるよ。それは自分でやろうって決めてたから。なんとなくだけど(笑)

絶対やんなきゃダメだとは思ってないけど、味もコーヒーは嗜好品だから美味しいという人もいれば美味しくないという人もいるし、実はそんなにこだわってないんだ。そもそもがほら、コーヒー屋やりたくてやり始めた訳じゃないじゃない。自分が納得できればいいかなと思ってる。

あんまり職人にはなりたくない。お金もらってる以上はちゃんとしようと思ってるけど、職人みたいにすごくこだわる!っていうところはないなぁ。だからコーヒーひと筋で売れればいいとは思ってない。何かと付け合わせで売れればいいなと思ってるぐらいで。


ーそれが次のワードの「映画」に繋がるんでしょうか?


池田:そうだね。



2、映画

〜映画の見方にも自由を〜




ー池田さんはキメラシネマという映画の上映活動もされてますよね。

これは?始めたきっかけなど。


池田:映画は趣味。元々好きなもの。映画の見方って、映画館しかないのが嫌だなと。僕の小さい頃は映画を外で上映したりしてたんだよ。ここ数年色々な場所で映画を上映する人たちの活動を知って、これいいじゃんと思って。移動販売はコーヒーでやってるし、なんとなく自分が移動の映画上映の活動をしていることも想像できた。想像できることは実現できる気がして。そこからやり始めた。


ー上映方法はどうしてるんでしょう?


池田:Popcoonっていう低コストで映画を上映するサービスに登録しているのと、普通に映画の上映権を買って上映してる。


ー通常の上映権を買うとコストがかかると聞きましたが?


池田:人が集まらないと元は取れない。上映料も上げなきゃならないし。そういう時はスポンサーをつける。以前に網地島で上映会をした時は旅行会社の企画でやったんだ。


ー活動は池田さんが一人でやられてるんですか?


池田:そうだよ。でも営業活動はしてない。人伝いに聞いたいろんなイベントを企画してる人たちから声かけてもらってとか、あとはコーヒーの移動販売の依頼から、映画もできるっていうのを知って、じゃあやってっていう流れになったり。


ー連携してますね。


池田:そうなの!コーヒーやってたから映画もできるようになったんだね。


ー設営は大変じゃないですか?


池田:室内上映だと簡単だよ。屋外上映でも最近簡単に設営できるスクリーンも出来たし。スピーカーとかはレンタルだし。映画は絶対みんな見たいと思う。

今年は映画の方に力を入れたいんだけど、今年に入ってからまだ一回も開催してないから早くやりたいんだけど。

やり方をまだ確立できてないから、練ってる最中というか。上手くやれる方法が見つかるといいんだよね。それが見つかると他の人たちにも広げやすい、同じくやりたい人たちもやりやすくなると思う。


ー池田さんがフォーマット作っちゃえばいいんじゃないですか?


池田:ほんとだよね(笑)でもこの業界に知り合いがいる訳じゃないし、映画を作ってる人と繋がりがあっても意味がなくて、配給会社関係の人たちとの繋がりがあれば広げやすいよね。

どこかに上手くやれる仕組みってもうすでにあるはずなんだよなぁ~・・・。

でも考えるのめんどくさいって思っちゃうんだよね(笑)

誰か考えてくれないかなって思っちゃう、第一人者とかになりたいと思わない。



3、移動販売

〜移動販売をこれからの主流に〜




池田:移動販売っていっぱいあるでしょ。そもそもイベント自体が大きな移動販売だよね。なんとなく日本は「移動販売」自体がなんか下に見られてる傾向があって。コーヒーの販売をしていても、「店舗はどこにあるんですか?」って必ず聞かれる。店舗ないとダメなのかな?と。そういうイメージを払拭したい。


ーこれからの時代は店舗持ってない方が有利だと思いますけどね。


池田:絶対そうだと思う。いろんなところに自由に行けるメリットは大きい。たとえ店舗を自分が持ってたとしても、移動販売は絶対にやめないと思う。移動販売やると店舗を持ってることは、足枷にしかならないと実感するよ。

移動販売の決まりも、県と市で全然違うから、それで販売ができないことも多いし。全国統

一して欲しいよ。飲食関係は本当に決まりがややこしい事が多い。一方映画とかは全然関係ないから。もっと移動販売の地位をあげたい、認知度も上げたい。


ー池田さんは様々なイベントを企画する側にも回っていらっしゃいますよね?今おっしゃった様な思いがあるからこそですか?


池田:それもあるかな、一種のね。あんまり同じ場所で固定開催はしたいと思わないけど。

認知される事が目的じゃないんだ。基本的に自分たちが楽しいからやってる。あとはこうやったらどうなんだろうという好奇心。実験かな。


ー好奇心旺盛なんですね


池田:実験大好き!雪山に一人で行ったらどうなるんだろうかと思って、行ったこともあるし(笑)もちろん落ちたら死ぬとかいうレベルじゃないよ。


ーそんなことしてたんですか!やってみてどうでしたか?


池田:頂上まで行ったんだけど、着いて3秒で帰った(笑)頂上まで行けたことより、行こうとしたこと、やろうとしたことに意味があるんだよね。そこから学ぶからね。

登山の本とかに書いてあるんだよ、このぐらいの雪が降ったらやめましょうとか。でも疑うんだよね、ホントかよ?って(笑)やってみないとわかんないじゃんと思って。


ー(笑)やってみること大事ですよね。特に今時は情報が錯乱してるからみんな頭でっかちになってる気がしますし。


池田:ネットとかで調べてわかった気になるでしょ。本当かって疑う気持ちが面白いと思うんだよね。やる人が違えば結果も違うと思うし。


ー小さい時からそうなんですか?


池田:サラリーマン辞めてからかなぁ。サラリーマン時代は一般的だったと思うよ。

独立して、自分でなんでもやる様になってからかなぁ。


ー独立はしたいと思ってたんですか?


池田:元々何も考えてなかった。いつもそうだけど気づいたらそうなってた感じ(笑)


ーご両親も自営業ですか?


池田:そうだね、自営業だな。全然畑違いだけど。でも昼間自分の父親が家に居るっていうのが普通だと思う感覚があるから、サラリーマンに馴染まないかもね。



4、自由

〜これをやらなきゃダメだみたいになりたくない〜





池田:結局自由でいたい。これをやらなきゃダメだみたいになりたくない。それ言われた瞬間に嫌になる。興味があるならそっちに行けばいい。そういう性分でいたい。だから店を持たないっていうことなのかな。本屋に行きたいと思ったら、その時に行きたいよね。温泉行きたいって思ったら明日行きたいもん(笑)

自分で仕事してると、働いてる時間も働かされてる感覚はないよね。それが大きいかも。



5、マイペース

〜マイペースは独立する?〜




池田:マイペースな人は独立向いてるよね。ちゃんとした人はやれないでしょ(笑)


ーちゃんとした人ってどんな人ですか(笑)


池田:きちきちしてる人。決まった事がないと嫌な人っていうか。そういう人は絶対向いてないよね。まぁ俺もそうはなれないけど(笑)

今まで話してきた事が全部「マイペース」だと思うけど。コーヒー始めたのも、移動販売も、映画も。全部マイペースに始めたし。でもやれない人は絶対やれないよね。


ー世の中の大半の方はそうかも。


池田:下手に頭いいからそうなるんだよ、考えなきゃいいんだよ(笑)大抵考えなくてもどうにかなる。


ー考えすぎると動けないことはありますね(笑)



今年の動きとしては先ほどおっしゃってた様に映画に力を入れたいと考えてるんですか?


池田:そうだね、映画にフォーカスしたいけどまだまだ水面下だな。なんか面白いことやりたいね。また場所を変えてイベント企画したいし。駅の地下道で空いてるスペースで何かやれないかって言われてるのもあるし、有効活用できそうなスペースいっぱいあるからそこで何かやりたい。普通の人がやれない様な場所で何かできると楽しいよね。



ー編集後記ー


池田さんは一見適当な人に見える。あ、これは批判ではない。むしろ褒めているのだ。適当に見えるということはある意味ベースがしっかりしているからこそ。やはり人生経験なのだろうか。持ち前の好奇心と、マイペースさで今後も「楽しい」を追求して活動して行くであろう。彼の今後に目が離せない。今年で50歳になるという事に驚いたが、バイタリティの高さは本当に見習いたいものだ。人生は一度きり、楽しく過ごせる方法を自分で見つけること、そのために自分自身を狭めずに常に挑み続けること。人生の先輩から教訓を教わった様な時間だった。


池田さん(Sunny Site Coffee)へのお問い合わせは、 Facebook https://www.facebook.com/sunnysitecoffee/

instagram @sunnysitecoffee

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